年金問題を解説するだけ【文字起こしシリーズ】
こんにちは。
文字起こしシリーズのお時間です。今回は「年金問題」。投稿するのに2ヶ月以上かかった超大作です。(単に編集してなかっただけ)
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第1章 崩壊するかもしれない年金制度
年金とは、定年を迎えて働くことができなくなった人を、働いている現役世代の人たちと国が支える制度のことを言います。
日本国民は、20歳を超えると強制的に国民年金に加入して年金を納める義務が生まれ、企業に勤めている人間はさらに厚生年金に加入して、追加で年金を支払うことになります。
そうして国民年金、厚生年金を10年以上払い続けると、めでたく年金の受給資格を得ることができ、65歳から今まで収めてきた金額に応じた年金をもらうことができるようになります。
このように、現役世代が年金世代を支えて、その現役世代が引退した時は次の現役世代が引退した世代を支えるというのを、かれこれ60年以上繰り返してきたこの年金制度ですが、この制度は現在、破綻するかもしれないと言われているのです。
第2章 年金制度の問題点
現在、日本は少子高齢化が進んでおり、年金の受給者は増え続けているのに働いている現役世代は少なくなっています。
年金は、現役世代が年金世代を支える制度です。その現役世代が少なくなれば、当然納められる年金の金額が減少していきます。
納められる年金の金額が少なくなれば、必然的に年金世代に支給される金額は少なくなっていきます。
その為、この少子高齢化が続いている限り、後の世代になるにつれてもらえる金額が減っていくことになり、結果的に、現役時の所得の数十%しかもらえないということになってしまうのです。
現在は、不足した分の金額は今までの余分な年金を貯金してできた「年金積立金」を切り崩すことで、なるべく支給額を一定になるようにしています。
しかし、このまま切り崩さなければいけない状況が続けば、いつかは積立金が底をついてしまいます。
もし、底をついてしまえば、その時に支給される金額は現在の経済状況に完全に依存することになり、安定して供給することが不可能になってしまうのです。
もしこのような状況になれば、今までのような老後を過ごすことができなくなり、年金制度は実質破綻している状況と言えるでしょう。
第3章 本当に崩壊するの?
では、本当にこのような状況になって、年金制度は破綻してしまうのでしょうか?
実は、その可能性はかなり低いとされています。
なぜなら、政府が制度の維持をしようと働きかけるからです。
年金は、受給資格を満たした人なら等しく受給権が発生します。
もし仮に年金制度が破綻して、資格者に年金を給付できなくなれば、政府は国民から訴訟等を起こされ、政府の信頼が大きく損なわれることになります。
政府はそのようなリスクを避けるために制度を維持しようとするのです。
実際に行われている方法としては、年金の支給額を減らす、支給年齢を引き上げる、税金や保険料をあげてそれを社会保障に充てるなど、制度の縮小や国民の負担を増やすことで、なんとか維持し続けています。
しかし、それはあくまで傷口を小さくしているだけで、問題の根本的な解決になっていません。この問題の解決には、制度の改変が必要なのです。
第4章 我々がすべきこと
年金は、現役世代が多くそして経済成長をし続けていることが前提の制度です。
しかし、現在の日本はその前提と真逆の状態にあり、このままでは破綻に向かう可能性があります。
年金制度は高齢者だけでなく、病気や怪我をして働けなくなった人にも使われているため、破綻することはなるべく避けなくてはいけません。
まだ傷口が小さいうちに、私たちはこの年金制度にメスを入れることが必要なのです。
余談
素人の意見で申し訳ないのですが、この年金制度、現状でも実質的に破綻しているのではないかと思っています。
このまま少子化に歯止めが掛からなければ、納めれば納めるだけ損をする誰も得しない制度になるのです。
どこかで制度を見直すべきでしょうね。
次回?もちろん未定です。